サイボウズの企業研修プログラム

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若手向けキャリア研修

「多様な個性を活かす」組織をつくる、若手向けキャリア研修

JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)

わがままカード集合写真.png

西日本旅客鉄道(以下JR西日本)様の創造事業部門にて、オンラインによる若手向けキャリア研修を実施させていただきました。

JR西日本様では、コロナ禍による急激な環境変化に いち早く対応していくため、社員の自律的な成長が必要であるという課題認識をお持ちでした。若手年次別研修においても、会社に慣れることで凝り固まってしまった感性を打破し、新たな挑戦を促す内容にしたいとのご相談をいただき、入社4年目および入社6年目の若手社員向け研修を設計しました。

研修のねらいは2つです。1つは、「今」や「未来」についての同期の多様な価値観を知り、それぞれの活躍から刺激を受けること。もう1つは、多様な個性を重視したこれからの組織について、それぞれの関わり方・働きかけを考えることです。


同期の多様性を見える化し、互いに刺激を受ける

1つ目のねらいである「価値観の多様性を知る」について、『わがままカード』(サイボウズチームワーク総研制作)を活用し、価値観の言語化を行いました。

『わがままカード』とは

  • 働く上で大切にしたいわがまま(本音)をテーマにしたカードワークです。
  • 1枚につきひとつの価値観が書かれた96枚のカードから、自分の価値観を探ります。
  • チームメンバーと共有することで、お互いの価値観を認識します。

わがままカードで抽出したキーワードと共に、業務の近況ややりがいがあったことを共有することで、相互理解を深めました。参加者同士、お互いの「強み・頼りになるところ」をフィードバックし合い、勇気づけられた参加者さまも多くいたようです。

また『わがままカード』を活用して、「数年後の未来に、自分が大切にしていたいと思う価値観」についても、直観的に考えイメージを言語化することができたようです。「現在の価値観」と「未来にありたい価値観」を比較することで、将来キャリアへの想いについて気付いていただく時間となりました。


多様な個性を重視するチームワークとは

一人ひとり多様な価値観で働いていることを認識した後は、その個性を活かしながらどうチームワークを高めていくかが大切です。そこで、「多様な個性を重視するチームワーク」について、サイボウズの取組事例やチームワークの考え方を交えながらお伝えしました。

多様な価値観や視点を重視しながらチームワークを高めるためには、チームメンバーが「理想」でつながり、「やりたい」思いを起点に行動していくことや、自分の強みでメンバーの弱みを補い合うような関わりが重要です。

また、このようなチームを作っていくためには、「オープンな情報共有」や「ざっくばらんなコミュニケーション」が大切なこと、情報を持っている人は相手に分かりやすく伝える「説明責任」や、分からないことをそのままにせずに、相手に質問する「質問責任」を果たしていく風土づくりが大切であることなどを、お伝えしました。


多様な個性を重視した「これからの組織」と「一人ひとりの関わり方」を考える

後半は、ねらいの2つ目「多様な個性を重視したこれからの組織」について、それぞれの関わり方や働き方を考えるため、参加者同士でディスカッションを行いました。

問題が起こった時に、事実と解釈を分けて話し合う、サイボウズ社内で実践しているフレームワーク「問題解決メソッド」を紹介しました。参加されたみなさんの多様な意見を元に、チームとしての問題や理想を改めて確認し、共通の認識にすることによって、次に「何をすべきか」を参加者の皆さまと一緒に考えました。


皆さまの感想

受講者の皆さまからは、以下のような感想が寄せられました。

  • 自己開示を中心としたアウトプット型の研修で、個人で抱えていた悩みを言語化するきっかけになり、かつ同期の悩みも知ることができ、ある種の安心感を覚えた。これまでの研修で最も印象深い、有意義な研修だった。
  • 『わがままカード』を活用して将来のありたい価値観を考えると、知らなかった思いを知ることができて、とても面白かった。また、グループで行ったディスカッションは本当に気づきが多く、自分が持っていた漠然とした不安を整理できた気がする。
  • これからの多様性の時代に必要な研修だと感じた。多様性がなぜ重視されるのか、そのための組織の取組など、とても興味深い内容だった。
  • オンラインにも関わらず、扱うテーマの良さと、講師の方の雰囲気づくりによって、多様性と価値観について自分の迷いを言語化することができた。
  • 今まで同期の間でも話したことのないテーマを話す機会となり、非常に充実していた。マインドの部分に訴えかけられる感覚があり、元々仲の良い同期だが、少し結束力が増したような感覚になった。
  • すごく丁寧に進めていただき楽しかったです。「問題解決メソッドフレームワーク」自体も、組織から自分まで応用できるものであり、勉強になりました。

JR西日本 創造事業本部 研修事務局様よりいただいたコメントです。

一般的に入社4、6年目というのは仕事に慣れてくる一方、自分の将来やキャリアに不安を感じる揺らぎの時期であり、当社においてもそういった声がよく上がってきていました。特に他部署との調整業務を担当している社員には、「自分の専門性が身についていない」、「このまま社内にいて自分が成長できているか不安」、「もっと会社の外の世界を知りたい」という思いを強く抱いており、現行では対応する教育カリキュラムが無く、当社の若手キャリア形成における重要な課題だと感じていました。そんな折、社員の多様性を大切にしながら組織として成長しているサイボウズ様のお話を耳にし、新たな気付きを得られたらというのがご連絡したきっかけでした。

実際の研修については、まずわがままカードのワークで自分自身の大切にしている価値観と仕事の紐づけを行い、自分がこれまでしてきたことやそこで培った経験の棚卸を行いました。続く後半のディスカッションでは、サイボウズさんのメソッドにあやかりながら、多様性のある組織に向けて個人としてどのような姿勢が必要かを議論していきました。研修全体を通して参加者の多くが「今」と「未来」を考え直す良い機会になったと感じています。

コロナ禍でのオンライン研修となりましたが、バラバラな場所にいることを感じさせない程に、お互いについて積極的にフィードバックし合い、活発に意見交換し合う時間となりました。

多様な個性を活かす組織になるために、自分や他社の価値観と向き合い、その価値観を言語化していくこと、そして、多様な価値観から出てくる意見がぶつかり合う時は、理想を確認し合いながら議論することが大切です。