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社内の部署での勉強会

サイボウズの社内事例からモチベーションを考える

積水化学工業株式会社

2018年8月に、積水化学工業株式会社CS品質グループ様主催の勉強会にお招きいただき、90分の講演と、30分の質疑応答をさせていただきました。

CS品質グループの取り組み

積水化学工業株式会社CS品質グループ様では、CSや品質に対する意識の向上と風土の醸成を目的にして、3ヶ月に1回、おもてなし・顧客満足を実現するための従業員満足・やりがい向上の成功事例、ヒット・ロングセラー商品の企画開発事例及び品質管理の考え方などの事例、CS品質に関する様々なテーマを、社外の第一人者を講師にお招きし、講演会を開催しています。

▼積水化学グループのCS品質への取組

今回は、「モチベーション」がテーマの勉強会で、東京本社にある会議室で、約100名の方にご参加いただきました。

働き方改革というより働き方の多様化

90分間の講演では、以下の社内事例を紹介させていただきました。

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  • 「離職率28%」を叩き出した過去
  • 多くの人がより長く成長して働くために作った「各種制度」
  • 10年の取り組みの中で徐々に気づいた「働き方の多様化」の重要性
  • 働き方の多様化を支える「チーム戦」
  • チーム戦で個人のモチベーションを上げる仕組み
  • 多様な人と働くための、共通言語や場づくり

30分の質疑応答では、以下のご質問をいただきました。

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Q:我慢の期間があったと思います。その期間をどうやって乗り越えたのか
A:「こういう会社にしたい」というのがあったので、社長の青野をはじめとする、理想に共感する人ができるまでやり続けたということだと思います。

Q:最終的には生産性の向上を目指した働き方改革だと思うのですが、個人が会社の生産性の向上にどう貢献したかをどのように評価しているのか
A:評価の考え方は、「成長のサポート」「給与の決定」の二つに分けています。

Q:例えば会社の業績が下がった時、外部環境が原因で、会社としては良い働きをしていた場合の評価はどうなるのか。
A:やはり市場の評価を見ることになります。

Q:サービス残業をしている人への対策はありますか?
A:「公明正大」という行動指針があります。実態に合わせて働く時間や仕事の調整が入ります。

Q:理想と現実、原因と課題。というフレームワークの浸透方法は?
A:新人研修からマネージャー研修まで全ての研修で繰り返し使って身につけるようにしています。

参加者様の声

アンケートでは、以下の声をいただきました。

「働き方改革は働き方の多様化という言葉が印象的だった。」

「報酬について給料の他にやりたい事の実現・希望する働き方の実現、他人からの感謝、人とのつながりがあると言えるのはすばらしいと思いました。」

「従来のやり方、システム化された仕事を同じようにこなすのが当たり前だと思っていたが、個人の理想を尊重することで、やりたいことがやれる会社になる会社が築けるのだと学びました。」

「生産工場では、素直に難しいと感じた。但し、現状に拘わるのではなく、考え方をかえ新たなやり方、一人一人を知ることの大切さ等、参考になった。」

「サイボウズ内で実際にやった内容なので、納得力高い。社員をフォーカスし、ボトムアップなので、ES→CS向上に繋がると思う。」

「コミュニケーションの取り方にとても工夫されており、すばらしかった。理想を語れる人物になろうと思う。」

「工場なので、働く環境を多様にする事が出来無いので、他の事で考えてやる事が大切だと思う。個人の多様性を尊重するというフレーズにすごく「グサッ」ときた。」

企業規模や業種は違いますが、サイボウズの取り組みが少しでもヒントになれば幸いに思います。
サイボウズでは各種企業研修プログラムを用意しております。詳細はサービスをご覧ください。