全社員研修
「意見を言える風土づくり」を目指して―オンラインコミュニケーションのツール活用で一歩を踏み出す研修
広島空港ビルディング株式会社
広島空港ビルディング株式会社様に、全社員向け研修を実施しました。
年初に一度研修を行い、2回目の今回は「チームワークとツール」という切り口で、その日から行動できる具体的な方法をお伝えする内容です。
広島空港ビルディング株式会社様は、空港ターミナルビルや倉庫設備施設などの管理経営、売店における物品販売、旅客や送迎客に対するサービス提供などを行っている社員数38名の会社です。
今回、多様な働き方が行われているサイボウズの事例を社員に知ってもらいたいと、ご依頼頂きました。
年初に実施した1回目の研修は、働き方について考える研修を行いました。
サイボウズの働き方事例について「働きがいを高める組織風土改革~サイボウズはいかにして100人100通りの働き方が出来るようになったか~」というタイトルで講演し、社員の皆様がサイボウズの取り組みについての話を聞く中で「良いな、うちでもやってみたい」と思ったことを付箋に貼りだしたり、自分にとっての理想の働き方を考えるワークに取り組んだり、感想をシェアする時間をもちました。
出発点となるのは〝自分の言葉で「理想」を語り、「やりたい」を表明すること〟
それから半年後、2回目の研修について担当の方との打ち合わせを重ねる中で「具体的な行動を起こすための研修にしよう」と、目標が定まりました。
具体的な行動を考える上で「ツール」はとても重要です。
幸い、広島空港ビルディング株式会社様は、サイボウズのグループウェア「サイボウズOffice」をご利用いただいていることもあり、ツールの利用方法や事例も取り入れた内容で行いました。
今回の研修の軸になっているのが、チームワークを発揮するための5つのプロセス。
①理想を創る。
②役割分担をする。
③コミュニケーションをする。
④情報共有・ノウハウ蓄積をする。
⑤モチベーションを上げる。
ツール活用は、ここでいう③と④。
まずは①②の「理想と役割分担について考えるワーク」を行いました。
「ありがとうであふれるチーム」「相談しやすい環境 明るい会社」「みんなで協力してフォローできるチーム」など、沢山の理想で創られた1本の木が出来上がりました。
中でも多く集まったのは「意見が言える」と「雰囲気が良い」という理想の姿でした。
役割分担を考える際に大事な「自分の強みを生かす役割を自分で考えてみる」というワークにも取り組みました。
「心配性を生かして物事を慎重に考える」「上司にも意見が言えるので、まとめ役をする」「面倒見の良さを生かして、同僚の心のケアをする」など沢山の宣言であふれる「これやりたいシート」ができました。
ツール活用はあくまでも手段。
チームとして動くために「どんな会社にしたいのか?」そのために「自分は強みを生かして何をしたいと思うのか?」を、自分起点で考えて表現することが出発点となります。
研修の中でも、仲間の想いを知り、理想を共有するというワークは、社員がチームとしてまとまるために大事なプロセスになります。
チームワークを高めるコミュニケーション方法――ツールをどう活用するか
続いて、チームワークを高めるためのコミュニケーションと情報共有について、サイボウズ社内でツールがどのように活用され、その結果どのようなコミュニケーションが生まれているのかを具体的にご紹介しながらお伝えしていきました。
お伝えした内容の一例
▽直接話すことと、ツールで話すことの両方の良さ
(例:ツール活用することにより場所にとらわれずにコミュニケーションができる)
▽一緒に働くメンバーを知ることがチームワーク向上に有効
(例:プロフィール部分に個人的なことを書くことで、コミュニケーションのきっかけが生まれる)
▽業務の効率化が進む
(例:紙の印刷、口頭連絡が減らせて時間調整、資料共有が楽になる)
サイボウズOfficeのデモ画面をお見せしながらご説明もしました。
質疑応答の時間には30を超える質問が寄せられ、社員の皆様の「職場をもっと良くしたい!」という熱い想いと「ツールを活用することで、理想に近づけそうだ」という期待の高まりを感じました。
社長様のご感想
サイボウズチームワーク総研では、会社の組織風土改革プロジェクトの取り組みや、継続的な関わりを持つプログラムも多数ご用意しております。今回のように、社内でグループウェアを導入している企業に向けても、ツールをどのように活用してチームワークあふれる会社を作るのかといった視点での研修などを実施いたします。
どうぞお気軽にお問合せ下さい。