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オンライン マネジメント研修

テレワーク中心になった組織に必要なマネジメントとは ── マネージャー研修とチームアセスメントを実施

アサヒ飲料株式会社

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アサヒ飲料 マーケティング本部様で、マネージャー研修とチームアセスメントを実施いたしました。

ご存知の通り、アサヒ飲料は、私たちに身近な様々な飲料を製造、販売されている飲料メーカーです。コロナを機に全社的にテレワークを加速させてきたなか、ガラリと職場環境が変化したことによるチームビルディングの必要性、マネジメント対応について対策を検討されておりました。日々弊社製品をご利用いただいており、かつ弊社が長年テレワークをしていることも耳にされ、他社事例をもとに学びたいと、弊社にお声がけいただきました。

研修では、マーケティング本部のグループリーダーのみなさまにお集まりいただきました。弊社のオンライン・マネジメントの事例や、チームビルディングのポイントなどをお伝えし、後日、研修内容をより現場に活かすために、現状のチームの状態を認識するアセスメントも実施いたしました。

オンライン・マネジメントにコツはあるのか

サイボウズは2010年から、オフィスに加えてテレワークを交えた働き方を全社員で実践してきましたが、コロナ禍になり全員在宅が続くのは初めてのこと。環境面での不便は無かったものの、すべての会議がオンラインに切り替わり、オフィスにいたときのように周囲の情報が掴みにくくなったのは、みなさんと変わりありません。

何とか慣れていくなかで、オンライン下のチーム内でのコミュニケーション維持に大事なのは、改めて「場づくり」と「チームづくり」をすることだと実感しました。

以前は雰囲気でなんとなく分かっていた様々な情報を、あえて文字にして共有する必要があること。自分が持っている情報は基本すべて共有したほうが、スムーズなコミュニケーションに繋がること。とはいえ、文字のコミュニケーションの得手不得手はあるので、そこにおけるコツなど、私たちも日々実践しているノウハウをお伝えしました。

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チームビルディングは弱みの補正ではなく強みの掛け算

また、チームづくりに必要な「会話の量を増やすこと」と「役割分担」についてもお話させていただきました。

弊社に15年くらい前からある慣習の「ザツダン」の事例や、サイボウズ内においても実際に行うチームビルディングのワークを簡単にみなさんにも実践してもらい、「チーム作り」について何をすればいいのかを具体的にイメージしていただきました。

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「チームづくり」「場づくり」を実践するためのアセスメント

この研修の内容を、どのように自分たちのチームに活かすか、チームメンバーは何を課題と思っているのかを認識するために、マーケティング本部全員を対象にアセスメントも実施いたしました。

実施したアセスメントは、設問が10問の簡易的なもの。しかし、これで自分のチームの強み弱みが分かるようになっています。

実施から2週間後に、結果をフィードバッグする時間を設け、各リーダー様にアセスメントの結果をお届けしました。

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みなさまの感想

研修や、アセスメントの結果を受けてのみなさまの感想です。

  • 今のリモートワーク下での必要なマネジメント要素を色々教わったと思う
  • 特に有益だったのが、「チームビルディングは弱みの補正ではなく、強みの掛け算」です
  • 意見を言いやすい環境を整えること、強みを活かし、苦手を共有できるチームづくりの実践をしたいです
  • 簡単なワークショップで気づきも多かったのでとても有意義でした
  • 教科書の内容ではなく、体験談的な内容が多かったので実践向きというかリアルで面白かった。みんなリモート研修には慣れていない中だったので、経験が上がったことで次回があればより活発に意見が出ると思う
  • メンバーが普段口にしないようなことが数値で見ることができたので面白かった
  • 自分と部下の感覚が大きくズレていないことが分かったので少し安心した部分はあります。現状を理解できたので、今後のマネジメント、チームワークの水準を高めるのに役立てることができそうだと思いました。
  • このような状況下だからこそ、なおさら一人ひとりと丁寧に接していきたいと思いました

  • 今回これら一連の研修・アセスメントを企画・担当していただいた、マーケティング企画部 宮本さんのコメントです。

    サイボウズさんに研修をお願いした最初のきっかけは、2019年にCybozu Daysにうかがい、新しい時代のチームワークを真剣に考えている会社だと感銘を受けたことです。 その考え方が明快でシンプルであり、業種を問わず普遍的な要素を感じました。

    そこで"個の強みを最大限に引き出し、補い合えるチームづくり"を目指して、リーダー層向けにチームビルディング研修を実施いただきました。

    実施にあたり2020年にコロナ禍で急速にテレワークが進み、業務の進め方・マネジメントも変化が求められる中、テレワーク下でのコミュニケーションの在り方についてもテーマアップしていただき、タイムリーな内容となりました。

    講演でヒントをいただきアセスメントも実施したことで、参加者が今のチーム運営や部下とのコミュニケーションについて見つめ直すきっかけをいただき、具体的なアクションにつながったと感じております。


    研修で学んだことがその場で終わるのではなく、アセスメントを実施したことで、マネージャー自身がどういう行動をとればいいのか、より明確になり日々の実践へと結びつきやすくなりました。

    オンライン化する職場において、マネジメントのやり方も変化が必要になってきています。日々の実践が、オンラインでも働きやすいチームを作っていくのです。