チームワークとは「理想を達成するために役割分担し協働すること」
サイボウズ チームワーク総研 コンテンツエディターの竹内です。
さて、このたび始まったチームワーク総研ブログ。今回は、サイボウズ流の「チームワークとは何か?」についてお話したいと思います。
サイボウズ社内にいると、至るところで「チームワーク」「チームワーク」という声が聞こえてきます。「チームワークなんて、子供のころから100万回ぐらい聞いてきたよ!」という気がしなくもありませんが、チームワークという言葉が至って真面目に飛び交っています。
もっとも、サイボウズの理念は「チームワークあふれる社会を創る」ですからね。
そもそも「チームワークとは?」
先ほども触れたように、「チームワーク」という言葉は、私たちは子供のころからたくさん聞いてきました。
例えば、小学校の運動会のリレーでは、先生から「クラスのチームワークを発揮して優勝しよう!」なんて言われてきましたし、社会人になっても「チームワークを発揮して、プロジェクトを成功させよう!」のように言っています。
「チームワークが大切」......これには、きっとあなたもご賛同いただけるのではないかと思います。
でも、改めて「チームワークとは何だろう?」と考えてみると、なんとなく「チームが一丸となっていることでしょう?」「コミュニケーションがよいことでしょ?」みたいなイメージはあっても、具体的に、何が、どうなっていれば、「チームワークがよい」と言えるのか、意外とよく分からない......なんてことはないでしょうか。
「チームワーク」を考えるまえに、どうやら、「チームワークとは何か」を改めて定義しておくのがよさそうです。
一般的な「チームワークとは」
そこで、意味を調べてみました。
辞書によれば......
チームの成員が協力して行動するための、チーム内の団結や連係。また、そのような協力態勢。
とありました。
「協力」「団結」「連携」......これぞ、「ザ・チームワーク!」という感じですよね。
サイボウズ流の「チームワークとは」
一方、「チームワークあふれる社会を創る」が理念のサイボウズでは、チームワークを次のように定義しています。
チームのメンバーが、目標(理想)を達成するために役割を分担し協働すること
チームワークには、何かしらの「理想」がある。その理想を達成するために、メンバーが「役割分担」を行い、「協働」できていること。
これが、サイボウズで定義しているチームワークです。
チームワークあふれる会社にするためには?
チームワークの定義が、「チームのメンバーが、目標(理想)を達成するために役割を分担し協働すること」だとすれば、まず、理想がないとはじまらなそうです。
どんな企業にも、「理念」はあると思いますが、意外と知らなかったり、他の会社と同じような感じだったりして、「私たちはこのために働いているんだよね」という感じではないのではないでしょうか。
そこで、まずは「私たちはこのために働いているんだよね」という理想を、チーム内で話し合ってみてはどうでしょうか。
あとは、「役割分担」と「協働」ですね。
「役割分担」というと、「お前、これ、担当なんだからやれよ」みたいにムチャブリされることも少なくありません。チームでは、人はそれぞれ多様で、強みや弱みが違います。本来なら、強みを生かした役割分担ができればベストですよね。
また、「協働」というと、「みんなでやらないといけない」というのは分かるけれど、チームの中では自分がやりたいことばかりができるわけではありません。モチベーションが上がらないときもあります。
チームワークでは、モチベーションを自分自身でコントロールできる術も、持ち合わせているとよさそうです。サイボウズでは、「チームワークとは何か」を定義した上で、チームワーク創造メソッドやモチベーション創造メソッドという方法を使って、理想的な役割分担や協働ができるようにしています。
著者プロフィール
竹内義晴
チームワーク総研とサイボウズ式編集部の兼務。新潟でNPO法人しごとのみらいを経営しながらサイボウズで複業しています。「2拠点ワーク」「週2日社員」「フルリモート」というこれからの働き方を実践しています。