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35歳以下のビジネスパーソン400人に聞く「忘年会」に関する調査

企業や組織へチームワークや働き方改革のメソッドを提供するサイボウズ「チームワーク総研」は、『職場のチームワークに関する調査』の第1弾として、35歳以下のビジネスパーソン400人に「忘年会」に関する調査を行いました。

[調査概要]

  • 調査対象:35歳以下のビジネスパーソン 男女200名ずつ 計400名
  • 調査期間:2018年11月22日(金)~25日(日)
  • 調査方法:インターネット調査

約8割の職場で忘年会を実施

現在所属している部署などでの忘年会の有無を尋ねた質問では、「忘年会実施の予定がある」と答えた方が約8割でした[図1]。

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忘年会への参加具合を尋ねた質問では、約半数の人が「一次会まで」と回答しました[図2]。

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男女別にみると 女性の約6割は「一次会まで」と回答しており、男性は「2次会まで」と回答した方が4割強と一番多い結果となりました。「三次会まで」と回答した全体10%のうち8割は男性でした[図2-1]。

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「ランチ忘年会」は有りか無しか

仕事がある日のランチ時間を利用した「ランチ忘年会」の有無を尋ねた質問では、無し派が有り派を少し上回りました[図3]。

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ランチ忘年会を「あり」と回答した人の理由としては、「子どもがいて参加できない人も対応できる(30歳/女性/東京都)」といった夜の時間の制限がある場合を考慮した回答や、「効率的(29歳/男性/大阪府)」のような、ランチ時間という時間制限を良しとする意見などがありました[図3-表1]。

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「なし」と回答した人の理由としては、「交代で食事に行くため無理(34歳/女性/神奈川県)」といったランチ時間設定がそもそも一斉でない状況であるほか、お酒が飲めないためとした回答や、終わったあと仕事したくないといった回答が多くありました[図3-表2]。

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忘年会はやはり「良い機会」?

忘年会が普段の仕事を円滑に進めるための良い機会になっているかどうかを尋ねた質問では、半数以上の人が「良い機会となっている」と回答しました[図4]。

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一方で4割の人が「良い機会だとは思わない」とも回答しており、その理由としては「飲み会での交流は役に立たない(24歳/女性/富山県)」といった、仕事と飲み会は別とした考え方や、「面倒(33歳/男性/千葉県)」といった意見も多くみられました。

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また、自分自身がチームをまとめる立場となったときに(現在そういう立場の人も含めて)忘年会を実施するかどうかを尋ねた質問では、65%の人が「実施する」と回答しました[図5]。

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前の質問とクロス集計してみたところ、「忘年会を良い機会だと思わない」人のなかでも、約4割の人が「チームリーダーになったら忘年会は実施する」と回答しておりました[図6]。

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その理由としては、「年末の恒例行事なのでとりあえず行うと思う(31歳/男性/鹿児島県)」「希望をとってから決めたいと思う(23歳/女性/福井県)」「硬くならずに自由を楽しむをモットーにやるなら実施すると思う(31歳/男性/栃木県)」「日頃の感謝を込めてしたいと思う(31歳/男性/広島県)」といった回答があり、気軽な形や希望者が多ければ実施したい、という気持ちが見えてきました。

まとめ

職場において世代を越えたチームを組むにあたり、各世代の傾向を掴むことはチーム内のコミュニケーションを円滑にする上でも必要な知識ともなり得ます。今回の調査では、職場の若手パーソンが年末恒例行事である「忘年会」に対してどのように感じているか調査を行いました。

これからまさに忘年会が増える時期、若手のチームメンバーは、忘年会を「コミュニケーションの貴重な機会」と捉えて参加していることが明確になりました。

若手は飲みニュケーションが苦手、というイメージも先行しがちではありますが、この貴重な年忘れの時間、じっくりお互いの話を聞く時間にしてみてはいかがでしょうか。

サイボウズ チームワーク総研では、チームコミュニケーションを円滑にするための研修プログラムを多数用意しています。今後もチームワーク総研では、チームやチームワークを考える一環として様々な調査を行い発信してまいります。


※引用について:
本調査を引用いただく際は出所の明示をお願いいたします。
例)サイボウズチームワーク総研「忘年会に関する調査」

著者プロフィール

なかむらアサミ

チームワーク総研 シニアコンサルタント。様々な組織のチームワークを良くするためにチームの正しい定義を伝えています。